|  |  | 一階と二階を上下するだけのエレベーター・コントロール回路。
 左は、ボタンスイッチを押した階へエレベーターカゴが移動するだけの、最
                も単純な基本回路。 (エレベーターとしては貨物用とする。)
 (ロープ・ウエイでも同じ回路になる。)
 
 
 分かり易く、上の「A」が二階、下の「B」が一階としておこう。
 
 スイッチ「SA」は、エレベーターのカゴを二階に呼ぶ時に押す。
 リミットスイッチ「A」は、カゴが二階にあるときオンになる。
 
 スイッチ「SB」は、カゴを一階に呼ぶ時に押す。
 「B」は、カゴが一階にあるときオンになる。
 
 いまは「A」と「B」が共に切れているから、カゴは途中で止まっている・・・
                と考えてもいいだろう。
 
 リレー(マグネット)の「F」と「R」で、ロープの巻き上げを行うモータ「M」を
                反転させる。 「F」がオンで二階方向へ、「R」がオンで一階方向へ巻く。
 (モータは、電源が切れたらブレーキが掛かるブレーキモータを使用。)
 
 
 動作順序 (二階にある荷物を一階へ降ろす。)
 @ スイッチ「SA」を押す。
 A 「F」がオンでブレーキが解除、モータが回転してカゴは上へ移動。
 (「F」がオンで自己保持し、「R」が入らないようFの1b接点で切る。)
 B カゴが二階に到着し、リミットスイッチ「A」がオンになる。
 C 「F」がオフになり、モータが停止しブレーキが掛かる。
 D 二階でカゴに荷物を乗せ、一階へ下りてスイッチ「SB」を押す。
 E 「R」がオンでブレーキが解除、モータが回転してカゴは下へ移動。
 (「R」がオンで自己保持し、「F」が入らないようRの1b接点で切る。)
 F カゴが一階に到着し、リミットスイッチ「B」がオンになる。
 G 「R」がオフになり、モータが停止しブレーキが掛かる。
 |