設定した時間でモーターの反転(正逆転)を繰り返すIC回路-1 |
555タイマーで直流モーターの正転逆転の時間と、反転時の休み時間を設定する。
555の出力(Out)は、Hレベルのモーター運転信号とLレベルの反転時の休み時間になる。
その信号のHからLの立下りエッジでJKFF(LS107)を反転させ、モータの正転と逆転を作り出しリレーを駆動する。
反転時には555の出力Lレベルでゲートを閉じ、モータが停止するのを待つことになる。
電源が供給された直後のLS107の状態を安定させるために、R3とC3でパワーオンリセットを行う。
(この回路は、リレーL1とL2でパワーリレーを駆動すればACモータの反転も可能。)
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555出力時間
モータ正転逆転時間 Hレベル TH≒0.7・C1・(R1+VR1+R2+VR2)
反転時の休み時間 Lレベル TL≒0.7・C1・(R2+VR2)
SN75472オープン・コレクタ出力(耐圧)
連続400mA 最大70V
またはSN75452(max30V)
その他
Vcc=5V
C2はなくてもよい。
R3とC3は1〜10ms位のリセットが出来るようにする。
LS107はCK入力の立下りエッジで出力が反転するタイプの
リーディングエッジトリガーJKフリップフロップ。
SN75シリーズもLS107も最近のMOSタイプの互換品にして使えるはず。
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【具体例】
モータ回転時間52s〜67s
反転時休み時間0.2〜0.5s
R1:7.5MΩ
VR1:2MΩ
R2:27kΩ
VR2:50kΩ
C1:10μF
R3:5.1kΩ
C3:1μF
C2:0.001μF
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設定した時間でモーターの反転(正逆転)を繰り返すIC回路-2 |
上の回路と基本的には同じで、モータ駆動リレーの接続方法が異なり、モータ反転時の休み時間後に遅れて
L2がオンになる。
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設定した時間でモーターの反転(正逆転)を繰り返すIC回路-3 |
次も回路の基本は同じで、モータ反転時の休み時間にはL2でモータの電流を切る。 その為、リレーの駆動が
論理反転のSN75471(または75451)にする。
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