部品は次の通り。
スイッチ3個 リセット1b、カウント1a1b(1cでもよい。)
リレー2c 1個+(2個)×n
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S2 カウント・アップ・スイッチ
S3 リセットスイッチ
S4 カウント・ダウン・スイッチ
スイッチは何れも押しボタン。
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R0、R1A、R1B、R1C、R1D、R2A、R2B、R2C、R2D ・・・・ RnA、RnB、RnC、RnD リレー
緑の枠内は、リレー4個で成り立つこの回路の基本ブロックである。
それぞれリレーAとBはカウント・アップ用、回路図の青色のCとDはカウント・ダウン用。
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動作順序
電源を供給した時点では、全てのリレーがオフ。 従ってリレーR0だけがオンです。
(この状態では、S4のカウント・ダウン・スイッチを押しても何も動きません。)
【カウント・アップの動き】
@ カウント・アップ・スイッチS2を押す → R0のNO接点を通し、R1Aがオン。(同時に自己保持される。)
A カウント・アップ・スイッチS2を放す → R1AのNO接点を通し、R1Bがオン。(R0がオフと同時にR1Bは自己保持される。)
カウント・アップ・スイッチS2をオン/オフで、この@とAを繰り返し、基本ブロック毎に制御が右に移って行く。
一番右までいくと、最後のリレー2個がオンのまま、カウントスイッチS2に関係なく停止する。
シフト・カウント中は、どこかの隣り合うリレー2個が常にオンの状態です。
【カウント・ダウンの動き】 (カウントアップ後で、R3AとR3Bがオンになっているとする。)
B カウント・ダウン・スイッチS4を押す → R3AのNO接点を通し、R3Cがオン。 R3Bはオフになる。
同時にR3Cは自己保持され、R3Dがオン。 R3Aはオフになる。 R3DによってR2Aがオン。
R2Aオンにより、R2Bがオンで同時に自己保持される。(カウント・アップのAと同じ動作。)
C カウント・ダウン・スイッチS4を放す → 自己保持されているR3C、R3Dがオフ。
回路図中、青のリレーはカウント・ダウン用です。

次は、カウント・アップ・スイッチS2を1a接点にした回路です。(これは実験してないです。)

操作スイッチについて
1aまたは1bだけの接点スイッチを制御に使用すると、接触不良が発生した場合にチャタリングによる誤動作が起こり得る。
この回路のS2、S4でいうと、1回のスイッチ操作で2〜3回のカウント動作をする。ひどいときはMAXまでいくかも。
そうならないように、出来るならば1a1b接点または1c接点を使い回路を構成した方が良い。
チャタリング防止回路
リレーを駆動するときのスナバ回路 も参照
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