4桁ダイナミック・ディスプレイ回路のコントロール回路 3種 (BCD8桁の内4桁を選択して表示する) |
161(バイナリーカウンター)出力を工夫すれば数種類の表示方法が実現できる。
下位4桁と上位4桁を切り替えて2種類で表示する回路()
「S5」オンで「C」をLレベルに固定したときは、151入力の0〜3が選択される。
「S5」オフで「C」をHレベルに固定したときは、151入力の4〜7が選択される。
上位4桁と下位4桁、それに3桁目から4桁(中位4桁)を切り替えて3種類表示する回路
切換スイッチ「S6」で表示桁を選ぶ。 スイッチの上から0〜3、2〜5、4〜7。
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指定した桁から4桁表示する回路(加算器使用)
表示開始桁0〜4を「S7」で指定し、161出力と加算して151データセレクタのアドレスにする。
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161の出力ABに加える数をS7で設定する。
151の入力が0〜7であるため、S7は0〜7の設定
が可能であるが使用できる範囲は0〜4に限られる。
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←4ビット・バイナリー・フル・アダー |
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ダイナミック・ディスプレイ回路の注意
ICなどの電子素子に入力された信号を処理して出力されるまでの時間がかかる。 「161出力で151入力
選択から47のLEDドライブ出力」の時間と「161出力から156出力でトランジスタでLED電源供給」までの
時間差がある。
フル・アダーを使う回路は更に時間差が大きくなる。 「時間差」は数十nsだが、例えばOSC発振周波数が
100Hzとすると毎秒数μsも無駄なエネルギーを消費するスイッチングを行うことになる。
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