フリーサーキット  設定時間内動作をチェックする回路 030
 「フリー・ソフト」という無料のソフトウェアがある。
 「フリー・サーキット」という無料の電気回路があってもいいじゃないか。・・・・ということです・・・


機械の設定時間内動作をチェックする回路
 モータを使う機械など、ある決められた一定時間内で一定動作をするものは多い。
その機械が時間内で動きが終了しない、或いは逆に早く終了してしまった場合には、主に過負荷または
誤動作が考えられる。 過負荷の場合にはモータのサーマルリレーが切れて停止するが、誤動作の場合には
そうはいかない。
 
 この回路は、既に動いている機械に追加で取り付けるものとして考えてある。
S1:開始スイッチ(タイマースタート)
S2:終了スイッチ
T1:タイマ(S2非動作時間範囲)
T2:タイマ(S2動作範囲)
T3:タイマ(S2非動作時間範囲)
 
RS:リレー(スタート保持)
R1:リレー(短い時)
R2:リレー(S2動作規定時間内)
R3:リレー(時間超過、タイムオーバー)

 「S1」動作から「S2」動作が、「T1」の設定時間を越えてその後「T2」設定時間内になるときが正常。
 (下のタイミングチャートで、「T2」がカウント中に「R2」がオンになるとき。)

【正常時の動作順序】
@「S1」オン
A「RS」、「T1」オン
   (RSで自己保持)
B「T1」タイムアップで「T2」オン
C「S2」オン
D「R2」オン(R2自己保持)
E「T2」タイムアップで「T3」オン
F「T3」タイムアップで、「RS」「T 1」と「R2」の自己保持解除
G「T2」、「T3」順次オフ


【エラー時】
 「R1」または「R3」がオンになる
「エラー」時はそれぞれ自己保持し
て自動解除はしない。
それで機械を停止させる。
 

タイミングチャート (タイマの太線部分はタイムカウント中。 それぞれ上がオン状態、下がオフ状態。)

      【正常時】               【S2が早いとき】           【S2が遅いとき】



  リレーなどの接点については → 接点の基本(スイッチ、リレー)
  リレーの自己保持については → 自己保持したリレーをオンディレータイマで切る回路




設定時間内に「押しボタンを押せ」の回路
 上の回路の「T3」を省き、「S1」と「S2」を1c接点の押しボタン「SW」に変更したものです。
このままの回路では実用には向かないと思うが、ちょっとしたゲーム感覚でスイッチを押す間隔をチェックできる。


【 「R3」の上の「T2」b接点について】
 「T2」タイムアップ時に「R3」の上の
「T2」b接点で、「R3」がオンで自己保持
されている時「R2・R1・T1」に対しての
回り込み電流を遮断する為のものである。



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