

使うICは、D-FF(D型フリップフロップ)74シリーズであ
れば「7474」「74LS74」「74ALS74」の何れか1個
と、NOT回路の「7404」または「74LS04」1個(6分の
1個)でいい。
リーディングエッジトリガで動くこのフリップフロップの「C
K」は、信号の立ち上がりの時点で「D」の信号を取り込
み、「Q」へ出力する。
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このエラーチェック回路は親機の中に存在し、親機か
ら子機に送出した信号「A」と、それのフィードバック信
号「B」の遅れた時間差を利用して、信号が正しく伝わ
っているか調べる。
フリップフロップ「CK」には送出信号「A」を入力し、「D」
にはフィードバック信号「B」を入力する。
送出信号「A」の立ち上がり時は「FF1」で、立下り時
は「FF2」でそれぞれチェックする。
正常であるときは「RESET」時と同じく、「FF1」はC
LR状態、「FF2」はSET状態を保つ。
異常時の、信号「A」の立ち上がり時は「FF1」がSET
状態になり「ERR」が出力される。
「A」の立下り時は、「FF2」の「CK」が立ち上がりCLR
状態になる。 「FF2」の出力で「FF1」をSETし「ER
R」が出力する。

この回路は、送出信号のエッジだけの簡単なもので、
フィードバック信号が途中で切れていても、そのチェック
は出来ないので注意して下さい。
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