自己保持したリレーをオンディレータイマで切る回路-2 |
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左は、リレー「R」の「自己保持回路」を切るタイプです。
動作順序 (@〜Eは回路-1と同じタイミング。)
@ 「ON-SW」を押しこむ。
A リレー「R」とタイマー「T」の電源が入る。
(タイマーへは、接点「T」からの「回り込み」による電源供給。)
B タイマーが時間を刻み始める。
リレー接点「R」が切り替わり自己保持状態になる。
(この後は「ON-SW」を放しても良い。)
C タイマーが設定された時間になると接点「T」が切り替わり、
リレー「R」の電源が切れる。
D リレー接点「R」が元に戻り、タイマー「T」の電源も切れる。
E タイマー接点「T」が切り替わり元に戻る。
「ON-SW」を押しっぱなしの場合は、順序Cでもリレー「R」の電源が切れな
いので、タイマー「T」も電源は切れず、その状態が続く。
このように「ON-SW」を押しっぱなしの場合は、「回路-1」と「回路-2」で動作
が大きく違います。 用途に応じて使い分けましょう。
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左の回路はリレー接点「R」を増やしてタイマー「T」の電源を分離した。
本来「制御回路」というものはこうあるべきと考える人もいるだろう。
だが、もしタイマー「T」の電源供給のリレー接点「R」だけが接触不良を起こし
たら、タイマー「T」が動作せずに何時まで待っても装置は停止しない。
上の回路の場合ではタイマーへの「回り込み」があるが、理論的には動作は
正しいし、接触不良の問題も「ON-SW」を放した時に自己保持状態にならず
通常の運転開始時に気付くことができる。
しかし、修理(改造・改良)の時のことを考えると、「回り込み」のある回路は出
来るなら避けたい。
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更に、次の回路では多数のリレーが並列接続されている場合です。 |