【電源ユニット】 FSP150-50TNF
 Model FSP150-50TNF

 現象
  使用し始めてわずか1ヶ月程で、動作中に「パーン」という音と共にPCが停止した。
 この音は通常小さなコンデンサの破裂音だ。 しかし、臭いが違う。焦げ臭い。
 臭いを頼りに場所を探したら電源ユニット内だった。
 電源ユニットのダイオードの放熱フィンとアルミ放熱板を絶縁するマイラーシートが破れてショートしていた。

 修理日:2011/12/30
↓カバーを外す → ケーブルブッシュを回転させ外す → 基板を固定してある4mmと3mmビスを外す →
 ケーブル側を持ち上げ基板を斜めに取り出す(一番下の写真参照)
 4mmビスはAC入力コネクタ付近、3mmビスは5V出力(赤ケーブル)付近にある。
↓放熱フィンの溶けた角を強力ニッパで切断。  組み立て前に動作テスト→OK。
組み立て時注意  赤矢印の場所の内側部分でプリント基板を浮かせるようにする。
 この故障の原因について、次の事が考えられる。
  ・ダイオードの放熱フィンにバリがあって、それが時間を掛けてマイラーシートを破った。
  ・放熱グリスに異物が混入し、それが時間を掛けてマイラーシートを破った。
  ・アルミ放熱板にキズがあって、それが時間を掛けてマイラーシートを破った。
  ・マイラーシート自体の内部に異物があり、それが時間を掛けてマイラーシートを破った。
  ・マイラーシートが粗悪品?
 





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